平成27年度第1回定例会
平成27年度第1回定例会が終了いたしました。
新年度予算案の審議が中心でしたが、私、岡田しんは、主に新年度予算案および下記の議案について反対致しました。
議案第8号「平成27年度千葉市一般会計予算」
議案第30号「千葉市職員の給与に関する条例等の一部改正について」
議案第31号「千葉市職員退職手当支給条例の一部改正について」
議案第32号「特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正について」
議案第30号は、職員の給料を実質的に増額する議案です(独自削減率の緩和)。
反対した理由は、
・千葉市は、政令市20市ある中で、唯一、連結実質赤字が発生しており、財政健全化指標(連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率)が3つとも最下位という状態であること
・財政危機宣言中であること
・今後、公債費の高止まりが続き、3年後に償還のピークを迎え、実質公債費比率が最も高くなることが予想されていること
・その3年後に独自カットを終了することを実質的に決定したこと
・新年度予算については、禁じ手とも言える、市債管理基金からの借入や退職手当債の発行、財政調整基金の取崩しなどで収支の帳尻合わせをおこなっていること
・市民の実質給与は1年半以上ずっとマイナスであること
以上のような状況にも関わらず、職員給与を引き上げることは納得し難いです。
従って、それがベースとなっている新年度予算案も反対致しました。
我が党の1丁目1番地は、「市民に負担を強いる前に、まず議員・役人が自ら身を削れ」です。
この件については、大変残念ながら、選挙直前のこの時期に新たに我が党へ入党した花見川区の議員と早くも賛否が異なってしまいました。
選挙目当てで入党したのか知りませんが、我が党の政治理念・基本政策を理解していれば賛成できるはずがありません。
ただ、闇雲に数を増やすと、こういった結果となり、「政策の旗に集う集団」が「単なる烏合の衆」になってしまうので大変危惧しています。
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