第4回定例会
11月28日から12月15日まで、平成23年第4回定例会が開催されております。
私は、12月8日に、市政全般について会派を代表して質問(代表質問←録画はこちらをクリック)を行いました。
以下は、その項目です。
1 市長の基本姿勢について
(1)地域主権改革について
(2)TPP参加について
(3)新年度予算編成について
(4)第1次実施計画について
2 総務行政について
(1)査定昇給制度の今後の取り組みと課題について
(2)職員提案制度について
3 総合政策行政について
(1)行政改革について
4 市民行政について
(1)区役所機能の強化について
5 保健福祉行政について
(1)国民健康保険について
6 環境行政について
(1)エネルギー対策について
7 経済農政について
(1)地域経済活性化に向けた戦略について
(2)企業立地について
(3)ベンチャー企業の育成促進について
8 病院行政について
(1)新千葉市立病院改革プランの内容について
前回の第3回定例会でも代表質疑を行いましたが、これらの質問を考えるのに大変苦労します。
というのは、この代表質問・代表質疑の順番は、いわゆる最大会派から所属人数の多い会派順に行うという「悪しき先例」により決められており、最小人数のわが会派は先に行う他会派と質問が重なってしまうことが多々あるのです。
(ちなみに、一般質問の場合は公平に通告書を提出した順番で、トップ希望が複数の場合は抽選です。議会には、この手の「悪しき先例」が山ほどあります。)
事前に当局と質問内容のすり合わせを行うのですが、その時に当局側から、「その質問は、他会派さんが行う予定ですが・・・。」と、やんわりと変更・取り下げを求められます。
別に取り下げなくてもいいのですが、ただでさえ少ない貴重な質問時間を同じ質問で無駄に費やすのだったら別の質問に代えた方が有益ではないか、とも思いますし、一方で、市政全般にわたる会派を代表しての質問なので、質問全体をトータルで見て会派の主義・主張や思想といったものを出すべきで、たとえ他会派と重なった質問でも代えずにするべきとも考えます。ここが悩ましいところです。ちなみに今回は結局、前者の方針を取り、かなりの質問を変更・取り下げましたが、質問を終えた今、不完全燃焼感が強く、多少後悔しています。
あと、市長答弁といえども、当初の原稿は市職員が書きます。市長が目を通す前に、「こういう答弁になります」と質問者に事前に伝えに来るのですが、ここで気になることがあります。答弁作成者がよく「市長のブログにはこう書いてありました」「市長のブログを読む限り、市長の考えは~だと思います」と言います。部下である職員が、上司である市長の考えをブログを通して得ているということです。これでは一般市民と変わりがありません。トップの理念が組織に浸透していない証拠で、組織上問題です。トップと部下の意思疎通が未だにうまくいっていないのかと危惧せざるを得ません。
参考までに、当初考えていた質問は、以下の通りです。
1.市長の基本姿勢について
(1) 地域主権改革について
ア.国の取り組みに対する評価について
イ.市長が目指す千葉市の方向性は
(2) TPP参加について
ア.貿易立国として参加は当然と考えるが、市長の見解は
(3) 新年度予算編成について
ア.現状と収支見通しについて
イ.予算編成の基本的な方針について
ウ.収支不足の要因と対応について
エ.編成過程の公開の改善の有無について
(4) 第1次実施計画について
ア.進捗と特色について
イ.予算にどのように取り入れるのか
2.総務行政について
(1) 査定昇給制度の課題と今後の取り組みについて
(2) 定年退職以外の退職勧奨の実施の有無について
(3) 職員提案制度の実績について
3.総合政策行政について
(1) 行政改革について
ア.行革推進プランの責任の所在はどこか
イ.総合政策局(行革推進課)の権限を強化すべきでは
4.財政行政について
(1) 財政健全化について
ア.公債費負担適正化計画の更新点について
イ.資産経営基本計画の内容と今後の予定について
ウ.債権管理に関する基本方針と債権管理条例の内容と今後の予定について
エ.国保財政健全化計画の内容について
(2) 歳入について
ア.市税事務所新体制の成果と課題について
イ.公共料金・保険料の値上げの予定について
(3) 歳出について
ア.サマーレビューの取り組み結果について
イ.公営企業の健全化の取り組みについて
ウ.公共事業の見直しについて
5.市民行政について
(1) 区役所機能の強化について
ア.今後の取り組みについて
イ.たらい回しにしない窓口ワンストップサービスの実施について
6.保健福祉行政について
(1) 国民健康保険について
ア.徴収率向上対策について
(2) 生活保護について
ア.不正受給対策の取り組みについて
(3) 病院事業について
ア.改革の進捗と新改革プランの内容について
7.環境行政について
(1) エネルギー対策について
ア.プロジェクトチーム・メガソーラー構想の進捗について
8.経済農政について
(1) 地域経済活性化戦略について
ア.具体的内容と目標は
(2) 企業立地について
ア.ちばリサーチパークと土気緑の森工業団地の現状と課題、今後の見通しについて
(3) ベンチャー企業の育成促進について
ア.千葉大亥鼻イノベーションプラザとビジネス支援センターの実績、市内定着企業の総売上・総利益・総従業者数について
(4) 千葉市の農業について
ア.TPP参加は農業を変革する好機だが、当局の対策は
9.建設行政について
(1) 下水道事業経営について
ア.下水道事業会計の課題について
イ.上下水道料金徴収一元化について
次回どうするかはまだ考えておりませんが、やはり、他会派と重なったとしても極力質問項目は代えずに、切り口を変えたり、視点を変えたりして対応しようと思っています。
あと、もう一つの悩みどころは、発言口調をどうするかです。
基本的に質問者はあらかじめ原稿を用意しているのですが、実際に発言するときに、そのまま一言一句変えずに読むか、ある程度口語口調(話し言葉)に変えて言うかです。
前者の場合は、後で会議録として製本またはHPにアップされた時に非常に読みやすいという長所がありますが、棒読み傾向になるので実際の場面では迫力や緊張感に欠けるといった短所があります。一方、後者はその逆で、実際に聞いているときには説得力も感じられるのですが、後で文字として読み返してみると、主語述語がバラバラになっていたり、その人固有の話し言葉の癖を連発して読み難かったり、結局何を言っているのかよく分からない場合などが多々あります。
昔、演説や答弁の際に「あー」、「うー」と前置きをする事から「アーウー宰相」と呼ばれた大平正芳という総理大臣がおりました。原稿を読まずに自分の言葉で発言しているにも拘らず、後で「あー」「うー」を取り除いて読み直すと、その文章は文法的に何一つ間違いなく、極めて緻密な論理的な文章構成をしていたと聞いたことがあります。
私の場合は、まだ不慣れなこともありまして原稿頼みですが、いつかはこのようになれるように精進していきたいと思います。
先月、熊谷俊人千葉市長(左)に会派としての来年度予算要望書を提出いたしました。
予算要望書を提出するに当たり、当局(事務局)側から、「庁内の全課に配りますので、270部用意して下さい」とのこと。ペーパーレス化がさけばれて久しく、行政改革推進プランにも謳われているにもかかわらず、平気でこのようなことを言う神経が信じられません。丁重にお断りして、電子データで送るとともに10部ほど提出しました。
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